そして、長く続いたドラマもいよいよ最終回を迎えるということになり、普段は1話に対して6〜7人ずつの出演だったのが、ラスト2話ではほぼ全員が揃いました。
僕がHの担当になったのは、ちょうどそんな頃でした。
深夜枠なので予算は少なかったのですが、最終回だけはさすがにチョット手が込んでました。
学校のシーンが多かったので、イメージにあった学校でのロケを行うため、わざわざ高速に乗って埼玉の某大学まで何度も行きました。
そこでの教室のシーンなど、部屋中が美少女だらけだったのですが、嬉しいとか楽しいとか、そんな浮ついた気持ちよりも、彼女たちのパワーに、ただただ圧倒されたのを覚えてます。
特にR.Oなど、目に非常に力があり、思わずその目に吸い寄せられるように見入ってしまったこともありました。ちなみにそのR.Oは後にゴールデンのドラマなどに出演していました。
もちろん撮影は学校だけではなく、あちこちで行われ、渋谷センター街や同じく渋谷の某喫茶店でロケをしたり、六本木のカラオケBOXを借り切ったりと、朝早くから夜遅くまで続きました。
そして最後の収録、最後のカットになると、やはりみんな感極まって泣いていました。
気持ちは解ります。長い間続けてきた番組でしたし、共演者同士仲が良かったですから。
しかし、そんな状況でも泣いていなかったグラビア・アイドルE.Kを見て「あぁ、この子はプロだな」と感じたことを覚えてます。(単に泣かなかったことを“プロ”だと言っているわけではありませんよ。念のため…。)
当時のチーフ・マネージャーも後に同じことを言ってました。もちろんHは涙で顔をグシャグシャにしていましたけど…。 |