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いよいよパフォーマンスということになり、全国発売予定の第2弾シングル『少年mind』のサビの部分を熱唱していたが、とたんに印象は地味な感じになってしまった。
目立つ振り付けも特に無く、曲がフェードアウトしていくのを聴きながらポーズを決めるところでも、「ボ〜」っと立ってるだけのように見える人もいた。
その点、対戦相手の「ハッピーロケッツ」はスタジオを所狭しと動き回り、ここぞとばかりのアピール。
歌前のしゃべりでもなかなか盛り上がり、大した話題ではなかったが、印象には残った。
メンバー構成という点で、年齢層がS.H.I.Pよりも高かったというのが幸いしたのか、アピール度は「ハッピーロケッツ」の方が高いと感じた。
たかだか数十秒という短い時間でしかアピールできない場合、何と言っても“インパクト”が大切。
結局、勝敗の別れ目はそこにあったと思われる。どちらがより印象に残ったか、というのが問題なのだ。
あの番組の特徴と深夜の時間帯、また視聴者層から言っても、「歌をじっくり聴く」というよりも「見た目の楽しさ」が求められているのは明らか。ましてやアイドル対決となれば尚更である。
では単純に勝てば良かったのか?いや、この際、勝敗は問題ではない。視聴者の印象に残ったのはどちらなのか?というのが問題なのだ。
印象に残るパフォーマンスができればS.H.I.Pに負ける要素はなかったと思うので、対決にも勝ち、告知もできたはずである。
折角の首都圏での放送、それも視聴者はCD購買層に一致するであろう人たちだったことを考えると、非常にもったいなかった。 |
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