中町散策を終え、あと10分ほどで14時になろうとしていた頃、ようやく酒田市民会館に向かった。前売り券は買わなかったので、会場で当日券を買い、入場。前回の「寒鱈まつり」ライブ同様、今回も会場の雰囲気を見たいと思い、1階席の一番後ろに陣取った。
開演5分前、観客の入り具合はどうかと見渡したところ、1・2階席合わせて5〜6割の入り。客席数は1100席あるので500人〜600人程度といったところか。まずまずの入り具合と言って良いだろう。しかし、この中のほとんどは「酒吹」の演奏を聴きに来たと思われるので、この中でSHIPが歌い、踊ると一体どうなるのか、不安と期待が入り交じった妙な緊張感が漂っていた。
第一部の酒吹の演奏はなかなか聴き応えがあった。30分程で終わってしまったのが実に惜しい。せめて倍の時間はほしかった。そんな中、20代半ば程のS.H.I.Pファンと思しき青年が5〜6席ほどを隔てて座っていたが、「吹奏楽など眼中にない」とばかりに眠っていたのが目に入り、こういう人を酒吹ファンが見て「S.H.I.Pファンは態度が悪いな」と思われたかも知れないと感じ、残念だった。しかし、その人にとってはSHIPが目的であり、興味がないものを無理矢理好きになれとも言えないので、仕方のないことかも知れない。
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