 では、アイドルを応援したかったら、アイドル・ファンの輪に入らなければならないのか？もちろん、そんなことはない。自らのやりたい形で応援すればいい。
しかし、アイドルを応援することで周りから、いわゆるオタク的なイメージの人と思われることもあるだろう。世間的にはまだ、そういったイメージでアイドル・ファンを見る人が多いからだ。そこに抵抗が生じるため、表だってアイドルを応援しない・できない人もいると思われる。
人の眼を気にするようなら応援などしなければいいのかも知れないが、実際はそれほど簡単に割り切れるものではない。
そういった、アイドル・ファンとその他の人を隔てている見えない壁を取り払い、既存のアイドルとは違った性格のアイドル・イメージを打ち出すことで、誰でもが素直に応援できる存在になり、他のミュージシャンがセッションをしたいと思うような存在にもなるのではないだろうか。
これからのS.H.I.Pには、そんなイメージ展開が必要になってくると思われる。そのような活動をしていくことで、新たなファン層を取り込んだり、S.H.I.Pのファンが他のミュージシャンのファンとなっていくような相乗効果が生まれ、ファン同士の輪が広がり、またS.H.I.Pと他のミュージシャンとの輪も広がっていくのではないだろうか。
その最初の取り掛かりという意味で、今回のS.H.I.Pと酒吹のコラボレートは意義があったと思っている。
是非、今後も、様々なミュージシャンと共演していってほしい。そうすることで、中には「S.H.I.Pのオリジナル曲を作りたい」と言ってくれる人も現れるかも知れない。
そんな、お互いを高め合う関係を、いろいろな立場の人と、いろいろな場所で築いていってほしい。
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