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さて、トリの5組目で、ようやくSHIPの登場。1年以上も見ていないので、4人がどれだけ成長したのか、非常に興味深かった。
元気よくステージへ駆け上がってきた4人の姿を見ての第一印象。
まず、りりは多少ふくよかになったように見えた。年齢的にもちょうど子どもから大人の女性へと変わっていく時期でもあり、多量に分泌される女性ホルモンは脂肪を貯めやすいという特徴もあるので、これは致し方ないだろう。同年代の高校生くらいの女の子を見ると、成長期のホルモンバランスの関係で顔がパンパンに膨れ上がる人は多い。もちろん個人差があるので、同じ年頃の女の子すべてに当てはまる訳ではない。それは、同い年であるかおりんの相変わらず細い体型を見ればわかる。言ってみれば、りりは、より女性らしい身体つきになった、ということだろう。
それから、れっぴぃ。若干、体格がよくなったようだ。こちらは女性的というよりも、筋肉が増したような感じの肉の付き方だ。小さい頃から習っているクラシック・バレエを今も続けているのだろう。また、SHIPの活動でもダンスをやっているのだから、ちょうど成長期とも重なって、全体的に筋肉の量が増したのではないだろうか。
パッと見て変わったと思ったのは、そんなところ。とはいえ、公式サイトにアップされている、その後のイベントの写真などを見ると、2人とも普通に見えるので、たまたまその日、ライトの加減やら体調の関係などで、そのように見えてしまっただけなのかもしれない。特に女の子の身体は、日によって変化が出るものだ。
あいぴょんとかおりんに関しては特に変わりはなさそうである。
それからこれは4人に共通して感じたことだが、表情が多少大人びてきたようだ。いくらか日焼けもしていたようにも見えたので、それと合間って、精悍な顔つきになってきた感がある。女の子に対して“精悍”という表現は微妙なところだが…。
さて問題は、ルックスも重要だが、何よりアイドルとして、そしてグループとしての熟練度、完成度である。
最初の2曲はこれまでも聴いたことがあったが、残りの曲は初めて聴く曲だった(多分)。確かに、どの曲もいい曲だと思ったし、ファンの人たちも異常なまでの盛り上がりを見せており、本当に楽しそうなのが印象的だった。しかし、1年前と比べ、歌やダンス、そしてMCのレベルが上がったようには見えなかった。
決して下手なわけではない。歌もうまくまとまっていたし、自分たちで振り付けしたダンスにも自分たちなりの工夫が見て取れ、こなれている感じは伝わってきた。だが…僕自身に1年のブランクがあったせいで、期待が大きくなりすぎてしまったのだろうか? いや、そうではない。彼女たちは、もっとポテンシャルが高いはずである。
それなのに、さほどの成長を見ることができなかったのは何故だろうか。そう感じてしまったので、一曲一曲についての感想は省略させていただく。初めての曲(僕にとっては)を、彼女たちが考えた振り付けで踊る姿を見て、「すご〜い! カワイイッ!!」なんてことを書いてもしょうがない。初めて彼女たちを見た人なら当然とも言える形容詞だが、僕のなかでは、すでにそういった段階ではなくなっているからだ。
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『サンストアイドルまつりvol.2』〜 四者四様 〜 編 |
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