では、何故CDの売上が少なくなってきたのだろう。その理由としては以下のようなことが挙げられる。
- 長年に渡って続いている平成不況
- セルCD市場自体の縮小
- CDに代わる音楽媒体の普及
- セルCDに消費していたお金を他で使うようになってきた
などの理由が考えられるようだ。
それではひとつずつ考察していくことにしよう。とはいえ、1と2に関しては、切り離して考えることができないので、まとめての考察となるが、要するに不況になれば皆CDをどころか物をあまり買わなくなる。故に買ってもらうためには値段を下げざるを得ないことになり、売り手側は薄利多売で提供しなければならなくなるのだが、元々物が売れないのだから、結局のところ市場は活性化しなくなり、縮小方向へ向かってしまう。市場が縮小すれば更に皆、商品を買わなくなってしまい、またもや値段を下げなければ売れなくなる。よく言う「デフレ スパイラル」状態だ。
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