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仕事にも慣れ、収入も増え、会社内でも中堅どころになる30代は、時間や経済的に余裕が出始める。すると、それまで出来なかった趣味や、若い頃には買えなかった物などにお金を費やすようになり、CD以外にお金を使うようになる。
携帯料金にお金を使わないからと言ってCDを買うわけではなく、それ以外の趣味に消費するようになるのだ。
そして40代以上になると、更に時間・経済的に余裕が出てくるようになり、趣味や携帯電話にもお金を使うし、CDも買うようになるのだ。しかし40代以上の人が今流行の音楽を急に聴くようになるはずもなく、メーカー側がお金に余裕のある世代を狙って、1960年代〜80年代前半あたりの曲や歌手のベストやコンピレーションCDを売り出すようになり、それがお金持ち世代の郷愁をあおるために何十万枚も売れたりするのだ。
「中島みゆき」や「竹内まりや」、「井上陽水」などのアルバムが売れたり、若いミュージシャンが古い曲をカバーしたCDをよく出すのは、市場を何とか活性化させようとするメーカー側の戦略なのである。
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vol.4へ続く |
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