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体験談 vol.1

体験談 vol.2

体験談 vol.3

体験談 vol.4

体験談を少し… vol.4

台本 1
 さて、僕がショックを受けたその事件というのは、当時も今もトップアイドルとして活躍し続けているJ事務所所属のタレントM.NS.Kが、たまたま同じスタジオに収録に来たときに起こりました。
 そのスタジオの正面入口にはホワイトボードがあり、当日収録される番組名や出演者、その控え室番号などが書いてあります。それを生徒役の誰かが目賢く見つけ、入り時間をチェックしていたのでしょう。
 アイドル2人が楽屋入りするのを見つけると、まるで素人の追っかけのように「キャーキャーッ!」と黄色い声をあげ、ひと目見ようとはしゃぎ、走り回っているのです。そしても同様に、僕の目の前をバタバタと走って行ってしまったのです。
 その姿を見たときには愕然としました。「何て思慮の浅いタレントだ…まるで素人だ…」と。それと同時に、今までやってきたことがには伝わってなかったという、やるせない想いでいっぱいになりました。

 例えば、この番組だけに出演するという契約で一般公募した素人なら、M.NS.Kを目の前にしてしまえばミーハーな気持ちになってしまっても仕方のないことです。良い思い出づくりといった感じで何とかOKでしょう(ホントはそれでもダメですが)。
 しかしには、そんなつもりでいてもらっては困るのです。そんなつもりで事務所も仕事を取ってくるわけではありませんし、にはプロとしての自覚を持って行動してもらわなければ迷惑なのです。
 その仕事を取るために何人の人がどれだけの苦労をしたと思っているんでしょうか。実際、先輩タレントにも少なからず影響が出ているわけです。そういったことを少しも考えず、また将来のために何をすればいいか、どんな態度で望めばいいかを少しも考えず、一時の楽しさだけを求め、刹那的な行動を取ってしまう。そんな志の低いタレントに将来があるでしょうか?

※今回はが出演したドラマの台本を載せてみました。収録当日には台本だけでなく“台割(だいわり)”という、
 その日収録されるシーンを、監督とカメラさんとでカット割りをした冊子が配られます。それを見て何カットで撮るか
 確認し、収録にかかる時間を予測したり、出番やカメラ位置、セリフを確認したりするのです。ちなみに僕はその台割
 を見て
が出演する時間を予測し、「大体○○時くらいから出番だよ」とか「今日は○○時くらいには終わるだろう」
 などと教えてあげたものです。僕の予測は結構正確でしたよ(チョット自慢…(^_^)v)。
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