それからもHは、初のCM・映画出演、新聞・雑誌への掲載、某企業のカレンダー撮影と、なかなか頑張っていたのですが、僕が辞める直前に決まったドラマの仕事と、朝の情報番組への出演を最後に、今やすっかり露出が無くなってしまいました(Vシネなどビデオへは出演していましたが、テレビや雑誌などへ出演する機会はなかなか巡ってこないようでした。)。
これまで話してきた3人は、僕が担当していたときがほぼピークの状態だったと言っても過言ではありません(Mだけは10代半ばあたりがピークだったので、それに次ぐ活躍だったと思います。ちなみにYも、僕が担当から外れた後、映画への出演がありました。タイトルは忘れちゃいましたけど…f^_^;)。それ以降は、今のところあまり目立った活躍をしていないようなので…。今後、どうなるかは分かりませんけど。
結果的に僕が担当を外れてしまったのを機に、3人の活躍が目立たなくなってしまったような感じになってしまいましたが、別に僕は何もしてませんよ。チョット複雑な心境ではありますが…。
それに当時の僕は、タレントのため、会社のため、そしてそれがいつかは自分のためになるのだと信じ、寝る間も惜しんで働いたと自負しています(ほんの少しだけですが)。そのために自らの運まで使い果たしてしまったかのようなイヤ〜な経験も何度かしていますし。
そういった、あまり良くないことが連続して起こったのが退社した理由のひとつではありますが、今はその厳しい日々は非常に良い経験だったと思っています。
長々と4 回にも渡って書いてきたことが皆さんにどう伝わったか、それはそれぞれの捉え方によって違うでしょうが、少しでも僕の想いが伝わったとしたら、このコーナーに体験談を掲載した意味があるというものです。
そしていずれは今の仕事を通して、この経験が役に立つように展開していければと思っています。まだまだ先の話になりますが、今のS.H.I.Pと同じように酒田市や山形県から、または東北地方から芸能界を目指そうとする人を応援し、手助けしていけるような存在となるよう、勉強していこうと思っています。 |