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『サンストアイドルまつりvol.2』
〜 亀戸ぶらり旅 〜 編



『サンストアイドルまつりvol.2』
〜 四者四様 〜 編



『サンストアイドルまつりvol.2』
〜 存在意義 〜 編

れっぴぃ in サンストリート亀戸
 S.H.I.Pが発足したばかりの頃は、メジャー志向だったはず。少なくともメンバーの誰もが、メジャーで活躍する夢や希望を持ってオーディションを受けたのではなかったか。活動開始当初は、そういう方向で進んでいくはずだったと、僕は受け止めていた。レッスンを見学に行ったときも、そのような展望を持って話が進んでいたはずだ。
しかし、今はその反対の立場を取っているように見受けられる。それには、「商店街あってこそのSHIPであり、SHIPあってこその商店街である」という強い絆もあることだろう。「ここまでSHIPを育てたのは自分たちだ」という、スタッフの自負もあるだろう。また、芸能界という、いかがわしいところへ送り出すことに抵抗があるという、我が子を心配する親御さんたちの気持ちもあるはず。さらに、これまでSHIPを通してつながりができた人も多く、それを無駄にしたくないという気持ちもあるのではないか。きっとそういったさまざまな事情があって、現在のスタイルで活動するよう諭し、それにメンバーも賛同したのだろう。

 しかし、メンバー4人の本当の気持ちはどうなのだろう。高校卒業と同時にアイドル活動をやめてしまってもいいと思っているかもしれない。続けていきたいと思っているかもしれない。今、残念ながらメンバーに対してその真意を問うことはできない。そのあたりの発言はひかえるようにしているはずだから。もし僕が制作サイドにいたら、同じように諭しただろうし、できればそういう質問はしてほしくないと考えるだろう。だから今、ここで問うつもりはない。
 でもやはり、1人でも2人でもいいので、メジャーへの夢を持つメンバーがいれば、その道をつくる助けをしてあげてほしい。そして酒田では、現メンバーに続く新たな人材を育成し、活動するということを後々まで持続させてほしい。

 “Suntainable City Planning = 持続可能な街づくり”(造語) とでも言おうか、SHIPという活動を通して、街づくり、街の活性化のためにできることを持続させていくシステムを構築することが、“酒田発アイドル育成プロジェクト”本来の目標だったのではないだろうか。“人材育成”ということを意識し、未来に続く人を育てていかないと、今のメンバーがいなくなった時点でSHIPという概念そのものがなくなってしまう恐れもある。
 “SHIP”とは、単に固定のメンバーによるひとつのユニットではなく、永続的に持続させていくべきプロジェクトなのではないかと思っている。何故なら、商店街や中町、酒田には、これからもずっと住み続ける人がいるからだ。その人たちのためにも、街を活性化させるためにも、SHIPという活動を続けるべきである。
 SHIP発足当初からのファンは、そういったところに共感したからこそファンとなったのである。それが今、続々と消えていってしまったのは、現在のスタイルに共感できなくなってきたからなのは明白である。その分、いわゆる「アイドルおたく」が追いかけるようになったのは、少しずつではあるが、知られ始めている証でもあるが。彼女たちに永遠に時間があれば、この方法を続けていくのは有効だろう。しかし、そういうわけにはいかない。

数年前のれっぴぃ  今後、彼女たちはどうなるのか、SHIPの将来はどうなるのか、それは制作サイド次第でもある。それに、いくら僕が「永続的なプロジェクトを!」と叫んでも、資金面の問題もあるだろう。周辺地域とのやり取りもあるだろう。その他、問題はたくさんあると思う。『言うは易し、行うは難し』ということだ。
 それでもやはり問いたい。SHIPという存在の意義を。

 かなり前の話なのだが、僕はSHIPスタッフのひとりに、メールでSHIPの将来について問うてみたことがある。そのときの返答では、何か秘策のようなものがあることを言っておられた。具体的な方策については聞けなかったが、酒田・中町を中心とした活動になるのは間違いないだろう。今でもその秘策が有効ならば、これからの展開が楽しみである。
 この先、一体どうなっていくのか、大いなる期待と、若干の不安を抱きつつ、見守っていきたいと思う。




注:今回使用した写真は、現在のメンバーと数年前のメンバーの写真を用意し、あえて対比させるよう配置した。
  また、数年前の写真4点は、初期のSHIPファンであり、僕と親しくしていただいた方にご提供いただいた。


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